任意売却とプライバシー保護
競売でプライバシーが脅かされる!
住宅ローンの返済に困り、支払いが困難になった多くの人が、いざという時に競売を避けて任意売却を選択します。
競売に比べて任意売却の方が、高額で家が売れる可能性が上がりますし、その後の生活資金の工面など様々な面でメリットがおおいです。
そんな任意売却のメリットには、あなたのプライバシーが守られるという点も挙げられます。
競売にかかると、官報(自己破産や個人再生をした人の名前や住所が掲載される、国の広報誌のようなもの)等であなたの住宅=競売物件の情報が公に公表されます。場合によっては知人や身内が、その情報を見つけることもありえますね。
競売によって家が売却される場合、実は裁判所の関係者が家を見に来たりすることもあります。人目に付くので近所の人たちに感づかれてしまうことがあるかもしれません。またひどい時は、競売物件を狙っている業者が近所に様々なことを聞いて回ることもあるのです。
近所付き合いが多い方々にとっては、住宅ローンの返済事情から何までを他人に知られてしまうのは好ましくないのではないでしょうか。
「そんな風に聞き込みなどしないのでは?」と思う人が多いかもしれませんね。
しかし、本当です。競売前には聞き込みをする人が実際に出てくるケースが多いのです。
ですが、任意売却の場合はこんなことが起こらず、あなたのプライバシーは守られます。
任意売却でプライバシーが守れる理由
競売だと上記のような理由で、知人や近所の人たちに住宅ローンの滞納や借金の事実が知られる可能性があります。
ですが任意売却なら競売と異なり、一般的な物件売却とほぼ同様の手順を踏みますので、プライバシーの心配をする必要はありません。
任意売却は過程に違いはあれど、基本的には一般売却と同じく通常の不動産売買方法で販売活動を行います。
住宅ローンの滞納者が所有する物件としてあなたの自宅情報が公表されたり、裁判所関係者や競売目当ての業者が現れることもありません。
あくまであなたが通常の不動産売買をするように、あなたと任意売却業者・債権者・そして買い手の人だけが、その事実を知れるのです。
住宅ローンの滞納が始まり、返済が困難になり、相談・依頼するまでに時間がかかると、任意売却は出来なくなる場合があります。
出来るだけ早く、信頼出来る任意売却業者に相談することで、このようなメリットを享受することが出来るでしょう。