任意売却の決済に必要なもの

任意売却の決済をする時に必要なもの

任意売却は住宅ローンが支払えない人にとってとても頼りになる制度であり、今も多くの人々が活用しています。

ただし簡単に行えることではなく、一連の流れを踏むことになるでしょう。決済日当日に慌てることがないように必要になるものをあらかじめ把握しておくことが大切です。

まず必要なのは、権利書です。

権利書などがあると問題なく決済は進んでいきますが、もし当日までに気付かない場合は、最悪の場合決済できなくなってしまうでしょう。

そうなると後日また改めて決済することになってしまいますので、こういったトラブルはできるだけ避けましょう。

もし権利書を紛失していたとしても時間的な余裕があれば、確認するための書類を専門家が作ってくれるので安心です。ただし権利書は家の命でもあるものなので、紛失するようなことがあってはいけません。

また、印鑑証明書も決済日に必要になります。

もちろん印鑑証明書のみではなく、それに応じた印鑑も必要です。

中には印鑑証明書さえあれば良いと思い印鑑を忘れたり、印鑑証明書に記載された印鑑とは違う印鑑を持ってくる人もいるため、十分注意をしてください。

売買契約書も必要です。決済に参加している全員にコピーされたものを見ることになります。

売買契約書は任意売却をする物件が一軒家であってもマンションであっても必要になるものです。任意売却に必要なものは主にこのようなものですが、これ以外にも建築確認済書建築設計図書など、各種書類が必要となる場合があります。

しっかりと当日までに用意しておかないと売却先に不信感を抱かれてしまう要因にもなりかねませんので注意しましょう。

任意売却は、先手先手の対応が必須

任意売却により悪い状況が改善される兆しが見えた…と思っていると、突然差し押さえをされるケースもあります。

自分はもとより、売却相手や仲介業者などは寝耳に水。任意売却が不能になると、せっかく改善しそうだった状況も再び元通りになってしまいます。

こうなってしまうのを防ぐ意味でも、あらかじめ住宅ローンの滞納時について信頼出来る業者に前もって話しておき、然るべき手続きを取ってもらう必要があります

それによって差し押さえの心配もなく安心して任意売却ができ、決済日を迎えることができるでしょう。

そして任意売却の決算までに必要なものを整理しておきましょう。物件により必要なものが変わる可能性もあるため、事前確認をしておくことが大切です。

決済日には債権者など、関係者が集合することになるため、抜けのないように準備をしておきましょう。