任意売却のタイミング
ローンの返済に困窮する人は少なくない
一戸建てやマンションを現金一括で購入する方は、ほとんどいません。
大半の方は住宅ローンを契約して、数千万単位の借り入れをすることになります。
最低限頭金は必要になりますが、20年~35年といった長期スパンで毎月返済していくのが一般的です。
ローンを利用すれば今お金が無くても住宅などの不動産を購入できますし、金額次第では月々の返済負担も和らぎます。
しかし、実際のところはそうとも限りません。
住宅ローンが返済できず、返済が困難になっている方が少なくはないのです。
なぜそのようなことが起きるか理由は明白で、それは「ある時点での収入が数十年後まで続くとは限らない」からです。
ローンは安定した収入があることを前提に成り立っています。
つまり返済し終わるまで現役で、かつ毎月一定の収入があることが必須条件なのです。
ですが現実は甘くなく、仕事を失ってしまったり、病気や怪我が原因で働けなくなってしまうこともあるでしょう。
そうなると収入は途絶えてしまいますが、ローンの返済は待ってくれません。
最悪物件を差し押さえられてしまう可能性すらあるのです。
でも、物件差し押さえに至る前に手を打つことはできます。
任意売却を検討すれば良いのです。
任意売却するベストなタイミングとは
任意売却とは、住宅ローンの返済が出来なくなる前に不動産を売却し、ローンの返済をする方法を指します。
タイミングがとても重要で、タイミングを逃してしまうと不動産が押さえられ、競売に掛けられてしまいます。
そうなると任意売却できなくなるばかりか、債務もほとんど減らないのです。
早めのタイミングで任意売却しておけば、そのような事態も避けることができます。
任意売却のタイミングは難しいとも言われていますが、銀行などローンの借り入れ先から通知がきた段階で行動するのが良いでしょう。
そのまま通知を無視し続けると、最終的に不動産差し押さえになってしまいます。
差し押さえ後は任意売却できなくなってしまうため、早めに検討するようにしましょう。
まだ任意売却するタイミングではない、と考えている方もいるかと思われます。
しかし、少しでもタイミングが遅れると、取り返しの付かないことになる場合もあるのです。
そのため、金融機関からの通知が来たら任意売却を検討してみるのが良いと言えます。
ローンでずっと苦しみ続ける方も少なくありません。
最終的な返済の負担は減りますから、任意売却は是非検討すべきです。