共有名義物件の任意売却

共有名義になっている物件は少なくない

不安定な社会情勢から、現在の収入がそのまま何十年も続くとは限りません。

リストラや会社の倒産によって、いつ仕事を失うか、結局は誰にも分からないのです。

また新しい仕事を探せば良いだけの話かもしれませんが、現在住宅ローンを借り入れている場合は話が別でしょう。

返済できないと物件が競売に掛けられる可能性もあるため、滞納は避けなければいけません。

そのような事態を回避するための方法の一つが任意売却です。

しかし例えば、物件が夫婦の共有名義になっているケースもあり、事情が少々複雑になってしまう場合もあるのです。

通常の任意売却は難しくありませんが、夫婦の共有名義の場合は事情が異なります。

まず最初にやるべきことは、しっかり夫婦で話し合い、任意売却すべきかどうか話し合うことです。

共有名義の物件を任意売却するには

物件を夫婦の共有名義にする方は意外と多くいます。

例えば夫が何らかの事情でローンを組めず、妻の名義でローンを借り入れた場合です。

他にも夫婦で頭金を等分した場合、話し合って共有名義にした場合など、様々な事情で共有しているケースがあります。

もし夫婦で共有名義になっている物件を任意売却したい場合、まず夫婦の同意が必要になります。

お互いが話し合って解決できれば問題ありませんが、離婚などで連絡を取っていない場合は注意が必要です。

夫婦の同意以外にも、書類への署名・捺印が必要になっています。

共有名義の物件を任意売却するためには、それを証明しなくてはいけませんので、同意と署名、そして捺印も必須なのです。

印鑑証明書も用意しないといけませんが、まずは話し合って問題解決することが先決でしょう。

話し合い無く勝手に任意売却することはできませんし、勝手に書類をねつ造ないし同意したと偽証したら、罪に問われる可能性もあります

このため、話し合って円満に解決し、任意売却までこぎ着けることが重要です。 

共有名義の物件を任意売却するには任意売却ではなく、もし共有名義の物件が競売に掛けられると、相手に大きな迷惑が掛かります。

特に連帯保証人になっているケースではデメリットが大きく、話をしていないと裁判で賠償を求められるおそれもあります。

ローンの返済が難しくなったら、なるべく任意売却の方向で話を進めていくのが良いです

お互いが納得できるような形で決着をつけることが重要です。

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