競売市場修正とは、不動産鑑定士による競売物件の価格査定を実施した後、その価格に対して競売物件取引における難点(内覧不可、引渡し時に裁判所手続きを要する、売主の協力を得難い等)を加味した結果価格を調整(主に下方修正)することを指す。
任意売却によって物件の売却額が競売よりも高くなる可能性が大きい理由の一つとして、この競売市場修正が発生しないことがあげられる。
任意売却の場合は売主の協力を得て売買活動を行うため、買主に内覧してもらうことも可能で、また登記などにおいても司法書士による手続きで済むため、売手・買手にとって様々な負担を軽減することが出来る。