リースバックとは、下記の2つの段階から成る任意売却（および資産活用）の方法になります。

1. お住まいなどの不動産を第三者（親族や投資家など）に売却したのち、当該不動産の賃借人として引き続き使用し続ける

親族や投資家などにあなたのご自宅を買い取ってもらい、それを賃借人として貸してもらって（＝賃貸借契約を結んで）自宅に住み続けるという事です。つまりあなたは所有者としてではなく、賃借人として元住居に住み続けることになります。

その際に発生した売買代金は、当然、債権者（金融機関等）に支払われますし、毎月の賃貸料も発生しますが、ご自宅の抵当権はなくなるため、問題なくそのままご自宅で生活する事ができます。

2. 後々必要な資力を確保し次第、当該不動産を自身の所有物にするため買い戻す

「（一時的に売却した）家を買い戻すこと」をバイバックと言います。

家を新たな所有者に売却して賃借人として住み続ける（＝リースする）＋バイバックすることを総称して「リースバック」となります。

なので繰り返しますが、リースバックにおいて、自宅などの不動産を第三者に譲るのはあくまでも一時的な措置です

これに従って、依頼主様には数年以内に生活再建の見通しを立てたうえで、ご自宅も再購入を目指して頂きます。

しかし仮に再建のメドが立たない場合は、買い受けしていただいた第三者（親族や投資家など）と相談の上で、ご自宅を完全に売却する場合もあります。

※もし、不動産を購入してくれそうな親族や投資家がいない場合で、弊社の規定をクリアしている物件につきましては、オーナーズ・プランニングが第三者となり、あなたのご自宅を購入する事も可能です。リースバックをご希望の場合、是非一度ご相談頂ければと思います。

住宅を保全する為に、まずは、あなたのご自宅を第三者（親族や投資家など、あるいは条件に応じて弊社）に購入してもらいます。

もし親や子ども・親類に購入候補者がいる場合は親子間売買・親類間売買を積極的に検討します。

その際に発生する売買代金を債権者（金融機関）に支払い、あなたの住宅にかかっている「抵当権を抹消」してもらいます。

あなたと第三者（親族や投資家など、また場合によっては弊社）との間で「賃貸借契約」を結び、あなたから買い取った住宅をそのまま貸してもらいます。なので、月々の賃料を支払いながら、あなたはそのままご自宅に住み続ける事が可能となります。

リースバックによって債務（借金）が減り、または無くなった事によって、あなたの経済状態が改善されるはずです。なので、順調にいけば、第三者（親族や投資家など）に購入してもらったご自宅を、数年以内には再購入する事も可能です。

リースバックとは「リース（貸し出す）」「バック（取り戻す）」の二つの意味の示す通り、一旦家を”貸し出して”から”取り戻す”ことで、初めて成立する手法になります。まずは住宅ローンの返済から解放され、徐々に生活を再建するためには、うってつけです。